もつ鍋の正しい楽しみ方とは？よくある疑問や解決方法を分かりやすく紹介

このサイトでは、昨今大人気となっているB級グルメについて紹介をしていきます。
そのグルメとは「もつ鍋」であり、正しい食べ方と楽しみ方を解説していきましょう。
はじめて食する方だといったいどのような食べ物なのかと疑問を抱かれることも多々あります。
豚のどこの肉を煮込んでいるのか、味付け方法なども知りたいところです。
多くの方が頭を悩ませている事柄について触れていくので、食する前の参考にしていただければ幸いです。

もつ鍋の正しい楽しみ方とは？よくある疑問や解決方法を分かりやすく紹介

もつ鍋を食べる前に解決をさせたいこと、それはもつ鍋は豚のホルモンを煮込んでいるものということです。
ホルモンとは内臓部を指しており、捨てるものという言葉が転じて名付けられました。
もつ鍋には計10種類の部位を細かくカットをして投入をしており、それにニラやニンニクをベースにしたスープで味付けを行って食べます。
もつ鍋は以前は九州地方の定番メニューでしたが、いまでは全国的な知名度を有しており、年中味わわれています。

もつ鍋に明確な定義や決まりはない

鍋の中でも低カロリーでヘルシーと言われているのがもつ鍋です。
別名ホルモン鍋とも言われており、歴史も古く第二次世界大戦後にもつとにらを醤油味に炊いたものが始まりでした。
もつとは鳥獣肉の臓器であり日本においてはハツやタンは赤もつ、胃や腸を白もつと呼んでいます。
食べられる内臓部分を総称して表現されていますが、大腸や小腸を意味することが多いです。
これらの臓器と野菜を入れたものが鍋として提供されますが、もつ鍋にはこれといった定義や決まり事がなく、地域やお店によって入っている具材や味が違います。
もつ鍋の発祥と言われる博多では韮やニンニク、きゃべつや唐辛子を入れて醤油や味噌ベースのスープで煮込み、残ったスープでちゃんぽんを作るのが一般的です。
ですがチゲ風やすき焼き風にして食べることもあり、さらに水炊き風にして酢醤油で食べるお店もあります。
食べ方にも決まりはなく、もつを使用している鍋はすべてもつ鍋と称しています。

もつ鍋に白菜やもやしがNGな理由とは？

別に絶対にNGとは言いませんし、家庭で食べるのであれば家族の好みでどのような具材を入れようが他人がとやかく言うようなものではないわけですが、一般的にはもつ鍋には白菜やもやしはNGとされています。
その理由は何でしょうか。
これは単純なことで、いずれの野菜も水分が多く淡泊な味だからです。
もつ鍋は脂分が大事というか味の濃さがアピールポイントなことが多いため、ここに水分の多い野菜をメインで入れると味が薄まってしまいます。
本来の特徴と相反する具材となりますので、常識的にはあまり適していない野菜だと考えられているわけです。
逆にもつ鍋で定番の野菜と言えばキャベツやニラでしょう。
いずれも水気の多いものではありませんし、濃いめの味にぴったりなことから定番となっています。
ですがもちろんこれらはあくまで一般論であって、個人的に自分は白菜やもやしの入ったもつ鍋が特においしいと感じているのだという場合には、別に止めはしません。

もつ鍋は家でも簡単に作ることができる？

もつ鍋は家庭でも比較的簡単に作ることができますが、新鮮なもつが手に入ることが前提です。
もつとは牛の内臓肉のことであり、広くは心臓や胃も含まれますし、舌であるタンもこれに含めることがあります。
ですが一般的にもつ鍋に使われるのは小腸であり、特有のコリコリとした食感と脂が適度にのっていることが特徴です。
一方では傷みやすい部位でもありますので新鮮さが命となり、見た目ではピンク色や白色のものを選ぶのが適切です。
茶色っぽいようなものは鮮度が落ちている可能性がありますので選ばないようにします。
一般的な肉料理で用いられる部分とは異なる上に鮮度が落ちやすいのですから、それなりにしっかりとしたお店でないと良いもつは手に入らないと考えたほうが良いかもしれません。
一旦手に入れさえすれば、後は少し濃いめの醤油ベースのスープが定番で、その他にキャベツやニラなどの野菜をたっぷり入れることで家庭でもおいしいもつ鍋が作れます。

お取り寄せ通販でもつ鍋を買うメリット

冬になると特に食べたくなるもつ鍋、本場福岡や九州では材料が揃えやすいかもしれませんが、それ以外の地域だと材料を集めるのが大変なことも。
九州物産展で見かけたり、もつ鍋の素は売られていてもモツが手に入らないような地域もあるでしょう。
もつ鍋のお取り寄せ通販のメリットは、季節問わずいつでも注文ができて自宅まで届けてもらえるため便利です。
セットならモツをはじめ、鍋の素や麺、薬味等が入っているので、キャベツやニラを用意するだけ。
しょうゆ味や味噌味、塩味やあごだし味など数種類の味がお好みで楽しめます。
ショップによってはお得なセットに、モツの追加も可能です。
量を多く購入するほどお得になることも。
お取り寄せ通販だと気になる送料ですが、送料込みの商品や一定金額以上の購入で送料が無料になるサービスを提供しているショップもあります。
もつ鍋のお取り寄せは、本場福岡の味がいつでもどこにいても楽しめる嬉しいサービスです。

近年の博多もつ鍋事情や歴史・起源

九州地方を代表する大都市というと、多くの方が博多市をイメージされることでしょう。
経済と政治・商業の中心であると同時に、数多くの地元料理を堪能できる場所でもあります。
ここでは昨今、全国的に人気となっているもつ鍋という郷土料理を味わえる店が多く、それを目当てにした観光客も増加傾向にあるほどです。
簡単に博多もつ鍋の起源をご紹介していきましょう。
もつ鍋は江戸時代後期に誕生したもので、元々は養豚農家でしか食べられていないものでした。
自分の家で育てた豚を出荷する際、必ず内臓は処分をしていたわけです。
廃棄をされるだけのものでしたが、それを有効利用しようとして食べたのが起源となります。
濃厚な脂身が多く、滋養強壮に効果的というのが口コミで広がって専門店も誕生しました。
当初は湯で煮込むだけのシンプルなものでしたが、若干の臭みを持つのが特徴であったので、ショウガやニンニクと味噌を混ぜて臭いを緩和したことで、現在の原型が完成しました。

もつ鍋で使うもつ肉の下処理方法とは？

もつ鍋は男性だけでなく女性にも人気の鍋です。
もつ自体のカロリーも低く脂質も少ないこと、コラーゲンがたっぷり含まれていることからヘルシーで美容に良いとされており、多くの人に食されています。
もつは鳥や牛、豚の内臓部分を指していますが、もつ鍋として使用されるのは牛の小腸です。
赤身肉とは異なり筋肉部分がないので鮮度が大切であり、購入した後はすぐに下処理が必要となります。
もつ鍋の下処理方法は、まず切らずに塩もみをします。
その際脂が大量に手につくので、必要に応じて食品用のゴム手袋を使用してください。
30秒ほどもみこんだら、冷たい水を入れよく洗います。
水を流した後は小麦粉を多めに入れ再び揉みこみ、冷たい水をひたひたになるまで入れて水のみ流します。
この時しっかりと水分を抜くことが大切になるので、キッチンペーパーを用意しておき、その上に一つ一つ並べると良いでしょう。
水が切れたら食べやすい大きさに切りそろえます。

もつ鍋で使用する美味しいもつの見極め方

もつ鍋で使用するモツとは臓物（ぞうもつ）の「もつ」のことで、多くのもつ鍋では牛の小腸が食材となっています。
他にも牛の大腸や胃なども鍋にして食べることができますが、どれも内臓肉であることに変わりはありません。
内臓肉は赤身の肉と比べて腐敗速度が非常に速いのが特徴で、新鮮さが失われると味が落ちるだけでなく臭みも強くなります。
そのため、スーパーなどでは鮮度管理が難しい生のモツを取り扱うことは少なく、ほとんどが冷凍や解凍のものになっています。
モツを購入して自宅で食べるときなどは、精肉店など肉を専門に扱うお店を利用することをおすすめします。
もつ鍋の定番具材である牛の小腸は、ピンク色の筋肉に乳白色の脂やコラーゲンが付いた見た目です。
時間がたつと色は黒ずんでいきますので、新鮮な物を丁寧に処理した場合、きれいなピンク色が保たれています。
さらに脂の部分が透明感のある乳白色であれば、さらに良い状態のモツと言えます。

長期保存には向かないもつ鍋の特徴

日本には数多くの郷土料理があり、鍋というスタイルで味わえるものも数多く存在します。
秋田県ならきりたんぽ、長野県なら卓袱となっており、福岡ではもつ鍋がその郷土のメニューです。
今ではB級グルメにも含まれて高い人気を誇っているもつ鍋ですが、このお料理は基本的には長期保存をすることはできません。
本来の鍋料理は一度作ったら長期間食べ続けることに軸足を置かれていました。
なぜもつ鍋は保存ができないのか、その疑問をここで解決していきます。
理由は使用する材料にあります。
もつ鍋は牛または豚や鳥のモツを使用するため、非常に劣化が早いというわけです。
とくに豚の場合は、調理をしてから数時間ほどで劣化が進むため、すぐに味わわないといけません。
今ではすべての材料を一式揃えて販売をしているネット通販も多くなりましたが、それは真空パックにしているからです。
基本的に自宅で作る場合は、当日のうちに完食をすることが大切となります。

コラーゲンがたっぷり含まれているもつ鍋

寒くなってくると食べたくなる鍋ですが、数ある鍋の中でも低カロリーでコラーゲンが豊富なもつ(ホルモン)をたっぷり使っている「もつ鍋」は女性に人気のメニューです。
特に白もつはクセが少なく弾力がある食感が人気ですが、豊富な栄養素が含まれていることも人気の理由となっています。
その栄養素の1つが「コラーゲン」であり、タンパク質の1種で皮膚や毛髪、骨といった体に必要な部位に欠かせません。
この栄養素は肌の水分量・弾力をアップさせる効果から、老化の抑制や細胞の活動を高める、新陳代謝を活発にする働きを持っており、美肌を手に入れるために欠かせない成分となります。
他にも疲労回復やストレス解消、骨粗しょう症防止にも役立つことことから、栄養素を豊富に摂取できるもつ鍋は理想的な料理といえます。
またこの栄養素はお湯に溶ける性質をもつので、もつの脂から溶け出したスープも味わえることや、ビタミンC豊富なキャベツなどの野菜と一緒に食べれば、より美容効果がアップします。